初めての異セカイへの転移。いきなり水中に落下する主人公。そこは、交通がすべて水路によって形成された東洋のベニス、“水の都”シュエイドゥだった。きらびやかな夜景を水面が映している。
どこか外国に飛ばされたのかと思ってその街並みを見渡した主人公は、ひときわ目立つ円筒状の建築物に掲げられた看板を見て、慄然とする。「壱零玖」、つまり、マルキュー。三叉路の角度までマルキューと一緒。そこはルイたちが一瞬前までいたシブヤの、平行セカイだった。